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ふりがな文庫
“
読本
(
リーダー
)” の例文
旧字:
讀本
それを想像すると、空想は空想に枝葉を添へて、何だか自分の眼の前には西洋の
読本
(
リーダー
)
の中の
仙女
(
フエリー
)
の故郷がちらついて何うも
為
(
な
)
らぬ。
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
財産と云つたものの、蒲団一枚に古机一つ、本は漢文に
読本
(
リーダー
)
に
文典
(
グランマー
)
と
之丈
(
これだけ
)
、あとの高い本は皆借りて写したんですから売れないんです。
雲は天才である
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
丁度私が美智子への
読本
(
リーダー
)
の下読を終へたところへ、美智子のお友達でお隣りの艶子さんが、今日は土曜日だからといつて遊びに参りました。
嘆きの孔雀
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
読本
(
リーダー
)
に出て来るような
初心
(
うぶ
)
な娘ッ子だ。きっと物にして見せるよ。俺の歯にかかったらどんなに
堅
(
かて
)
え
胡桃
(
くるみ
)
だって一噛みだ。
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
包みの中にはナショナル
読本
(
リーダー
)
と論語とが入っていました。
浅草風土記
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
“読本”の解説
読本(よみほん)は、中国の白話小説の影響を受けて江戸時代後期に流行した伝奇風小説集。寛政の改革以降流行し、文化文政の頃全盛となり、明治になっても活字本として流布し読み継がれた。
(出典:Wikipedia)
読
常用漢字
小2
部首:⾔
14画
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
“読本”で始まる語句
読本物