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詮事
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せうこと
ふりがな文庫
“
詮事
(
せうこと
)” の例文
栗鼠も梟も
詮事
(
せうこと
)
なしに喧嘩をおつ初めたが栗鼠はふだん殿様が自分を
可愛
(
かあい
)
がつて呉れるのは、自分の芸が見たいからだらうと思つて、籠のなかで
飜斗返
(
とんぼがへ
)
りばかり稽古してゐたので
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
父さまが鎌倉においでなされたら、わたし等も
斯
(
か
)
うはあるまいものを、
名聞
(
みやうもん
)
を好まれぬ職人
氣質
(
かたぎ
)
とて、この伊豆の山家に隱れ
栖
(
ずみ
)
、親につれて子供までも
鄙
(
ひな
)
にそだち、
詮事
(
せうこと
)
無しに今の身の上ぢや。
修禅寺物語
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
詮
常用漢字
中学
部首:⾔
13画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
“詮事”で始まる語句
詮事無