詩歌しか)” の例文
おりおり詩歌しかなどぎんずるを聞くに皆なまれり。おもうにヰルヘルム、ハウフが文に見えたる物学びしさるはかくこそありけめ。
みちの記 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
たゞ夫丈それだけの事をかたために、急用として、わざ/\三千代を呼んだ所が、玩具おもちや詩歌しかに類してゐた。けれども、三千代は固より、斯う云ふ意味での俗を離れた急用を理解し得る女であつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)