討議とうぎ)” の例文
今日まで学問の進歩は種々のことなった説から、互いに討議とうぎし批評して得た結果にほかならぬ。昔は異説あると宗教の教えにそむくとかあるいは国家に危険なりとして圧迫を加えた。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
ある問題について討議とうぎしても同じことである。おれはも少しよくできるはずだがという観念は付き物のように万事について起こる。自負心じふしんであろうかと思うけれども自負心とは違う。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)