“触役”の読み方と例文
読み方割合
ふれやく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで彼は若者の意見をれて、四方にお触役ふれやくや使者を送って、街角や市場や、また至る処の四辻で喇叭らっぱを吹かせて、人民を全部宮廷に呼び集めました。
神田橋の勘定所から、金座へ御用金差しまわしの触役ふれやくが来たのはその晩の五ツ(八時)ごろ。……この厩に小火が起きたのは、それから一刻後の四ツごろ。
顎十郎捕物帳:07 紙凧 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)