角縁つのぶち)” の例文
大野はくらくなったランプの心をじ上げて、その手紙の封を開いた。行儀のいお家流の細字を見れば、あの角縁つのぶちの目金を掛けたお祖母あさんの顔を見るようである。
独身 (新字新仮名) / 森鴎外(著)