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角力
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すま
ふりがな文庫
“
角力
(
すま
)” の例文
ふと眼がかち合うと、疑いに満ち、
相対峙
(
あいたいじ
)
して譲らない二つの心が、稲妻のように閃き、
角力
(
すま
)
おうとするのを、互に鋭く感じる。そんな瞬間、言葉は空虚に感じられて恥しい。
伸子
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
或る朝老僧の舍監を勤むるが、我
臥床
(
ふしど
)
の前に來しに、われ眠れるまゝに眼を
睜
(
みひら
)
き、おのれ魔王と叫びもあへず、半ば身を起してこれに抱きつき、暫し
角力
(
すま
)
ひて、又枕に就きしことあり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
草の香にはずむ
吾子
(
あこ
)
ゆゑはてはなしあはて
角力
(
すま
)
ひて父はころぶを
風隠集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
角
常用漢字
小2
部首:⾓
7画
力
常用漢字
小1
部首:⼒
2画
“角力”で始まる語句
角力取
角力場
角力取草
角力戯
角力見物