“親縁”の読み方と例文
読み方割合
みより100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
加賀野新小路の親縁みよりの家では、市役所の衞生係なる伯父が出勤の後で、痩せこけた伯母の出して呉れた麥煎餅は、昨日の雨の香を留めたのであらう、少なからず濕々じめ/\して居た。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
加賀野新小路の親縁みよりの家では、市役所の衛生係なる伯父が出勤の後で、痩せこけた伯母の出して呉れた麦煎餅は、昨日の雨の香を留めたのであらう、少なからず湿々じめじめして居た。
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)