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親父
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おとっ
ふりがな文庫
“
親父
(
おとっ
)” の例文
森「何を云うのだ、
聾
(
つんぼ
)
だな…そうじゃアねえ、お
前
(
めえ
)
さんは左官の亥太郎さんの
親父
(
おとっ
)
さんかと聞くのだ、
此方
(
こなた
)
は本所の旦那で浪島文治郎と云うお方だ」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私は
喰
(
た
)
べません、餓死致します、お前の様な匹夫の勇を奮って浪島の家名を
汚
(
けが
)
す者の顔を見るのが厭だから私は餓死致します、
親父
(
おとっ
)
さまは早く此の世をお
逝
(
なくな
)
り遊ばし
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それ故どうかお百度に出るだけは止して下さい、信心ばかりで
親父
(
おとっ
)
さんの眼は治らん、名医にかけて薬を
服
(
の
)
ませなければならんから、薬を服まして信心をするが宜しい
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
勘「ありゃア姐さん、
親父
(
おとっ
)
さんが死んで仕舞うと却って助かりますぜ」
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
△「成程是は美い素敵だ
姉
(
ねえ
)
さん
親父
(
おとっ
)
さんは余程悪いかえ」
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“親父”の解説
親父(おやじ)とは複数の意味があり、実父の意味を持つ呼称、親しい店の経営者や職場の上長に対するくだけた呼称、単に他人の年配男性に対する呼称にも用いるものの、親父ギャグなど侮蔑や嘲笑の意味を含むことがある。現代での使用頻度は少ないが、北海道に生息するヒグマの俗称(山おやじ)や、江戸時代に廻船乗組員として船内作業に従事した奉公人を呼んだ。
(出典:Wikipedia)
親
常用漢字
小2
部首:⾒
16画
父
常用漢字
小2
部首:⽗
4画
“親父”で始まる語句
親父様
親父橋
親父儀
親父殿