“覚帳”の読み方と例文
読み方割合
おぼえちやう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大正十三年の暮に火事があつて、僕の書籍なんどもあんなに焼け果ててしまつたのに、僕が郷里から持つて来て、新聞紙に一包にしてゐた祖父と父の覚帳おぼえちやうが煙にこげたまま焼けずにゐた。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)