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見上皺
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みあげじわ
ふりがな文庫
“
見上皺
(
みあげじわ
)” の例文
仲仕切の
暖簾
(
のれん
)
に、人影が、そぼ降る雨に陰気に
映
(
さ
)
すと、そこへ、額の抜上った、
見上皺
(
みあげじわ
)
を深く刻んだ、頬のげっそりこけた、ばさばさ
乾干
(
しな
)
びた、色の悪い
婦
(
おんな
)
の
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そのまま
連
(
つれ
)
に連れられようとして、ふと見ると、一方は丘を、一方は谷の、がけ際の山笹を、ひしゃげた茶の
釜底帽子
(
かまそこぼうし
)
が、がさがさと、
乾
(
から
)
びた音を立てて
揺
(
ゆす
)
って、
見上皺
(
みあげじわ
)
を額に刻んで
ピストルの使い方:――(前題――楊弓)
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
皺
漢検1級
部首:⽪
15画
“見上”で始まる語句
見上