覇城はじょう)” の例文
信長、信忠の手勢ども、しばし常に返って、虚空こくうの声を聞け。この世の千年も歴史では一瞬。信長いまを誇るも、散らぬ桜やあらん、燃えぬ覇城はじょうやあるべき。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)