“裸物”の読み方と例文
読み方割合
はだかもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
裸物はだかものを表に出してはいいとか悪いとか、クッついたり、ヒッついたりの題目をさし止めるとは横暴無礼、奇怪千万と血眼ちまなこになること、馬琴という奴は、戯作者げさくしゃの境涯を脱して
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
当代の画家にはこのおのれを責むる心がなく、社会に真の画家を養成する大量のないことを説き、天然の名勝や、善良な美風が破壊される時に、腹を立てる美術家はないが、舶来の裸物はだかものに指でもさすと
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)