裏金うらがね)” の例文
歩きださぬときゃつの眼が、またうるさくつけてくるだろうと、それをまぎらす足どりである。だから、いたって悠々としたもの、雪踏せった裏金うらがねも鳴らぬ程に。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)