袴下こした)” の例文
顔見知りの一等卒が、たこをゆでたように、真赤になって、似指ちんぼこを振りだしのまゝとび出してきた。猫をつまむように、軍衣袴ぐんいこと、襦袢袴下こしたをつまんでいた。
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
二年兵は、軍服と、襦袢じゅばん袴下こしたを出してくにから着てきた服をそれと着換えるように云った。
入営前後 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)