“被為在”の読み方と例文
読み方割合
あらせられ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
公方様益御安泰に被為在あらせられ、難有事に御坐候。次に手前壮健平安に候。其地も静謐に相成様承知候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
向寒之砌に御座候得共、益御機嫌宜敷御住居被為在あらせられ、大慶至極奉存候。扨旦那様御病中不奉御伺うち、御養生不相叶御死去被遊候との御事承り驚入候。野子やしども朝暮之歎き難尽罷在候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
此理を能々よく/\御考被為在あらせられ候而、何卒なにとぞ非常回天之御処置をもつてくわいたる者も死一等をゆるされ、同志と申自訴者は一概に御赦免に相成候様と奉存候。もつとも大罪に候へ共、朝敵に比例仕候へ、軽浅之罪と奉存候。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)