袖格子そでごうし)” の例文
犬養ノ善世は狩衣すがたで車のわきにつき、ときどき汗を拭きながらむっつりした顔で歩いているのが袖格子そでごうしの隙間から見えた。
無月物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)