行斃ゆきだお)” の例文
これは昔、この川の岸に一人の乞食の行斃ゆきだおれがあったから、それを水葬してやろうと、ある坊さんが抱き起して見たら、乞食の懐ろの中に、この詩が書いて入れてあったということ。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)