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もし外形の生命をり来つて観ずれば、地球広しといへども、五尺の躰躯大なりと雖、何すれぞ沙翁をして「天と地との間をひまはる我は果していかなるものぞ」
各人心宮内の秘宮 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
デンマルクの狂公子を通じて沙翁さをうの歌ひたる如くに、我は天と地との間をひめぐる一痴漢なり、崇重そうちようなる儀容をなし、威厳ある容貌を備へ、く談じ、能く解し、能く泣き、能く笑ふも
我牢獄 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)