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蜓
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うね
ふりがな文庫
“
蜓
(
うね
)” の例文
と、その時まで、塚の真下に、小岩を抱いて、
奄々
(
えんえん
)
とした気息で、伏し沈んでいた典膳が、最後の
生命力
(
ちから
)
を揮い、胸を反らせ、腰を
蜓
(
うね
)
らせ、のけ反った。
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
両端に分銅を持っているので、堤宝山流の投げ鎖は、深紅の空で
蜓
(
うね
)
らず曲がらず、一文字の姿で飛んで行った。
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
忽ち窓から吹き出す焔、
蜓
(
うね
)
って昇る黒煙り、八方へ散って乱れる火の子、
阿蘭陀
(
オランダ
)
風の屋敷は火となった。
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
最後の勇を振るい起こし、刎ね返そうと宗三郎、背を
蜓
(
うね
)
らせたが駄目である。
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
そこで僕達夫妻はホテルを飛び出し自動車の客になった「大連を俯瞰しよう」というので遊覧道路を
蜓
(
うね
)
ることにした。道々いろいろのものを見た。中央公園を見た。一名虎公園というそうだ。
赤げっと 支那あちこち
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
蜓
漢検1級
部首:⾍
13画
“蜓”を含む語句
蜿蜓
蜻蜓
赤蜻蜓
蜓々
蜻蜓州
蜻蜓形