蜀江しよくかう)” の例文
からには、蜀江しよくかうとて、にしきを洗ふ所と、詩歌にも作るところあり。日本ひのもとのすのまたなどのやうに広く、いかめしう人も通はぬ大川たいせんなり。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御頭巾おづきん唐冠からかんむり、うしろに花を立てさせられ、御小袖おんこそでは紅梅に白、上に蜀江しよくかうにしきをかさね給ふ。御肩衣おんかたぎぬべにどんすに桐唐草きりからくさなり。おはかまも同然。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)