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虫聴
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むしき
ふりがな文庫
“
虫聴
(
むしき
)” の例文
涼みの客が、
虫聴
(
むしき
)
きの客に変わる。すみだ川に、初秋が来ても、お蔦は、あれっきり、切れた三の糸みたいに、便りがない。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
虫聴
(
むしき
)
き」だの「千鳥聴き」だの「
枯野見
(
かれのみ
)
」などという遊びは、遊びに飽いた江戸人だけが思いついてする遊びであった。月のない真ッ暗な夜で、それに、十月
中旬
(
なかば
)
なので、もう海は寒かった。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
秋ならば、さだめし、
虫聴
(
むしき
)
きの
風流子
(
ふうりゅうし
)
が、訪れそうな所である。
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
虫
常用漢字
小1
部首:⾍
6画
聴
常用漢字
中学
部首:⽿
17画
“虫”で始まる語句
虫
虫唾
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虫酸
虫眼鏡
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虫喰
虫取菫
虫気