蘇隄そてい)” の例文
ある時、一人の船頭があって蘇隄そていに舟がかりをしていた。夏の暑い盛りで睡られないので、起きあがって窓の所に顔をやり、見るともなしに舟の著いているかわらの水際の方へ眼をやった。
緑衣人伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)