“蘆田”の読み方と例文
読み方割合
あしだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
森宗意もりそういだの蘆田あしだ忠左衛門だの、相当の人物がいたんだが、どうもね、みんな信心家で、ハレルヤ、ハレルヤ、ゼウス、ゼウス、などと変てこな呪文じゅもんを唱え、神様へ頭をさげたので
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それから蘆田あしだ氏に属して上野国藤岡に移り、孝和は寛永十九年の三月にこの藤岡で生まれたと伝えられていますが、これは確かでないともわれて居り、今ではそれがはっきりして居りません。
関孝和 (新字新仮名) / 石原純(著)
「ドウダ一杯やらうか」といふ此の一杯やらうが一丁ごとぐらゐになると餘程つかれたるなり蘆田あしだ宿しゆくより先に未だ峠あり石荒阪いしあれざかといふ名の如く石荒の急阪にて今までのうち第一等の難所なり阪の上へ到れば平なる所半丁ほどありて草がくれの水手にむすぶほども流れずくだりて一丁ほど行けば此の水山のしたゝりを
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)