藻町もまち)” の例文
藻町もまちの辻の空地の向うから、大きな月がさしのぼっていた。そこには一番多くの人が群れていた。誰が音頭を取るのか、音頭取りの声も自慢そうであった。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)