藤台助ふじだいすけ)” の例文
鏡へうつる眼のなかのうるみを、見られまいとしてうつむくとたんに、九女八づきの狂言かた藤台助ふじだいすけが入口の暖簾のれんを頭でわけてぬっとへやへはいって来た。
市川九女八 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)