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藤兵衛
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とうべえ
ふりがな文庫
“
藤兵衛
(
とうべえ
)” の例文
旧字:
藤兵衞
「沼津の
女衒
(
ぜげん
)
藤兵衛
(
とうべえ
)
とやらいう人が連れて、江戸の新吉原とかへ売られたと聞いただよ、おらもうそれを聞いたら姉さが可哀そうで、可哀そうで飯も
喉
(
のど
)
へ通んねえだ」
暗がりの乙松
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「誰だい。」といった
藤兵衛
(
とうべえ
)
は、
匍匐
(
はらんばい
)
になって、胸の下に京伝の
読本
(
よみほん
)
が一冊、悠々と
真鍮環
(
しんちゅうわ
)
の目金を取って、読み懸けた本の上に置きながら、
頬杖
(
ほおづえ
)
を突いたままで、
皺面
(
しわづら
)
をぬっ!
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
きまった先は日本橋横山町の島田
藤兵衛
(
とうべえ
)
といって、大名道具を扱う店だということだった。
落葉の隣り
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
藤
常用漢字
中学
部首:⾋
18画
兵
常用漢字
小4
部首:⼋
7画
衛
常用漢字
小5
部首:⾏
16画
“藤兵衛”で始まる語句
藤兵衛有教