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藕糸
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はすいと
ふりがな文庫
“
藕糸
(
はすいと
)” の例文
旧字:
藕絲
若人等は、この頃、氏々の
御館
(
みたち
)
ですることだと言って、
苑
(
その
)
の池の蓮の茎を切って来ては、
藕糸
(
はすいと
)
を引く工夫に、一心になって居た。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
生命は
滞
(
とどこお
)
るところなく流動する。創造の華が枯木にも咲くのである。藤原南家の
郎女
(
いらつめ
)
が
藕糸
(
はすいと
)
を
績
(
つむ
)
いで織った
曼陀羅
(
まんだら
)
から光明が泉のように
涌
(
わ
)
きあがると見られる暁が来る。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
藕糸
(
はすいと
)
のまるがせが、日に日に殖えて、廬堂の中に、次第に高く積まれて行った。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
藕
漢検1級
部首:⾋
18画
糸
常用漢字
小1
部首:⽷
6画
“藕糸”で始まる語句
藕糸織
藕糸孔中
藕糸歩雲
藕糸曼陀羅