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藍玉屋
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あいだまや
ふりがな文庫
“
藍玉屋
(
あいだまや
)” の例文
さればこそ、三輪の里には業風が吹きそめて、
藍玉屋
(
あいだまや
)
の金蔵はそれがために
生命
(
いのち
)
をかけた。そこまでは、この一座の誰でもが知らない。
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
もとはやはり姻戚の阿波の
藍玉屋
(
あいだまや
)
の
生鼠壁
(
なまこかべ
)
の隣に越太夫という義太夫の師匠が何時も氣輕な肩肌ぬぎの婆さんと差向ひで、大きな大きな提燈を張り代へながら、極彩色で牡丹に唐獅子や
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
藍玉屋
(
あいだまや
)
の息子で金蔵という不良少年は、締りのない口元から、惜しいものだね——と、ね——に
余音
(
よいん
)
を持たせて、女の入って行ったあとを飽かずに見ていたが
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
泥まみれになって自分の家の井戸側へ
馳
(
は
)
せつけたのは、かの
藍玉屋
(
あいだまや
)
の金蔵で、ハッハッと息をつきながら
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
その時に現われた狂人の
面影
(
おもかげ
)
は、大和の国の三輪の
藍玉屋
(
あいだまや
)
の
倅
(
せがれ
)
の金蔵というもののそれにそっくりです。
大菩薩峠:19 小名路の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
お豊は驚いて涙をかくすと、
藍玉屋
(
あいだまや
)
の金蔵が、いつ隠れていたか杉の蔭からそこへ出ています。
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
ずっと前に、はじめて三輪の
藍玉屋
(
あいだまや
)
の不良息子の金蔵に鉄砲を教えた
惣太
(
そうた
)
でありました。
大菩薩峠:05 龍神の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「憎みます、一人残らず憎みます、まして、あの
藍玉屋
(
あいだまや
)
の金蔵という奴、室町屋という温泉宿を開いておりましたあいつを最も憎んでやりたい、あいつが、お豊をいいように致しました」
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
藍
常用漢字
中学
部首:⾋
17画
玉
常用漢字
小1
部首:⽟
5画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“藍玉”で始まる語句
藍玉
藍玉船