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蔵王権現
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ざおうごんげん
ふりがな文庫
“
蔵王権現
(
ざおうごんげん
)” の例文
右へ折れる方は花の名所の吉野山へかかり、橋を渡るとじきに下の千本になり、関屋の桜、
蔵王権現
(
ざおうごんげん
)
、
吉水院
(
きっすいいん
)
、中の千本、———と、毎年春は花見客の
雑沓
(
ざっとう
)
する所である。
吉野葛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「
玄弉三蔵
(
げんじょうさんぞう
)
は、悟りを開く前に六道を見、我が国の
日蔵
(
にちぞう
)
上人は、
蔵王権現
(
ざおうごんげん
)
の力で、六道を見たと言いますが、まのあたり六道をご覧になるなどは、めったにできない事ですよ」
現代語訳 平家物語:13 灌頂の巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
見おろす吉野一帯の春景色——
蔵王権現
(
ざおうごんげん
)
の堂を中にして、山の背一筋の
長嶺
(
ながね
)
の人居の両側に切り落した様になった勾配の青麦畠、小竹藪、遠い竜門・高取・金剛・葛城を繋ぐ霞み渡った青空
花幾年
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
花の山
蔵王権現
(
ざおうごんげん
)
鎮
(
しず
)
まりぬ
病牀六尺
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
“蔵王権現”の解説
蔵王権現(ざおうごんげん)は、日本独自の山嶽仏教である修験道の本尊である。正式名称は金剛蔵王権現(こんごうざおうごんげん)、または金剛蔵王菩薩(こんごうざおうぼさつ)。インドに起源を持たない日本独自の仏で、奈良県吉野町の金峯山寺本堂(蔵王堂)の本尊として知られる。「金剛蔵王」とは究極不滅の真理を体現し、あらゆるものを司る王という意。権現とは「権(かり)の姿で現れた神仏」の意。仏、菩薩、諸尊、諸天善神、天神地祇すべての力を包括しているという。
(出典:Wikipedia)
蔵
常用漢字
小6
部首:⾋
15画
王
常用漢字
小1
部首:⽟
4画
権
常用漢字
小6
部首:⽊
15画
現
常用漢字
小5
部首:⽟
11画
“蔵王”で始まる語句
蔵王
蔵王堂
蔵王山
蔵王大権現