“蔵人殿”の読み方と例文
読み方割合
くろうどどの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「もしもし……それへおいであるのは、角間かくま蔵人殿くろうどどのではおざらぬか」碓氷うすい川のほとりで、こう声をかけた一群ひとむれの旅人があった。三頭の荷駄をかせて、四、五人の男を連れた郷士ふうの男だった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)