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蓬生
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よもぎう
ふりがな文庫
“
蓬生
(
よもぎう
)” の例文
しかし生絹をこのまま
蓬生
(
よもぎう
)
と
蜘蛛
(
くも
)
の巣だらけな穴のような家に、眉を
煤
(
すす
)
けさして置くのは本心ではなかった。
荻吹く歌
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
十時頃ですが、まだ日よけの葭簀の下に朝顔が開いていて美しゅうございます、ひどい
蓬生
(
よもぎう
)
の宿になってね、その雑草の中に、這い次第に咲く朝顔は風情深うございます。
獄中への手紙:11 一九四四年(昭和十九年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
「
蓬生
(
よもぎう
)
日記」の十月九日のくだりには
樋口一葉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
右馬の頭はもういうこともなく、
点頭
(
うなず
)
いて見せた。このままのなりわいを続けて行ったら、
生絹
(
すずし
)
は泥くさい
田舎
(
いなか
)
女になり果て和歌の才能すら難波の
蓬生
(
よもぎう
)
のあいだに
埋
(
うも
)
れてしまわねばならない。
荻吹く歌
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
“蓬生”の解説
「蓬生」(よもぎう)は、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。第15帖。巻名は末摘花の荒廃した邸に茂る蓬に因む。
(出典:Wikipedia)
蓬
漢検準1級
部首:⾋
14画
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
“蓬生”で始まる語句
蓬生庵