華容かよう)” の例文
「はて。……では、曹操はついに華容かようの道へは逃げ落ちて来なかったといわるるか」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
むかし濮陽ぼくよう呂布りょふを攻めて呂布にもてあそばれ、宛城えんじょう張繍ちょうしゅうと戦うて敗走し、また赤壁に周瑜しゅうゆを恐れ、華容かように関羽に遭って泣訴きゅうそして命を助かり、なおなお、近くは渭水いすい潼関どうかんの合戦に、ひげを切り
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)