“華容道”の読み方と例文
読み方割合
かようどう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「我れ聞く。この華容道かようどうとは、近辺に隠れなき難所だということを。——それ故に、わざと、山越えを選ぶのだ」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「軍師のご先見にたがわず、華容道かようどうへかかっては来ましたが、それがしの無能なるため、討ち洩らしてござる」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御身は曹操に篤うぐうせられて、都を去る折、彼の情誼にほだされて、他日かならずこの重恩に報ぜんと、誓ったことがおありであろうが——今、曹操は烏林に敗れ、その退路を華容道かようどうにとって
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)