菩提行ぼだいぎょう)” の例文
手脚の傷のえる日を待つつれづれに、ふと、観音像を彫りかけてみたのは、源次郎少年の供養のためというよりは、彼自身が自身のたましいに対する慚愧ざんき菩提行ぼだいぎょうであった。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)