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菊花石
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あばた
ふりがな文庫
“
菊花石
(
あばた
)” の例文
武州
榛沢
(
はんざわ
)
村から出てきたばかりで、まだどこか泥くさい
田舎
(
いなか
)
出の様子が抜けきれていない。うす
菊花石
(
あばた
)
があって、背の低い方だった。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
親方の
米櫃
(
こめびつ
)
も
空
(
から
)
だとみえる。——左次郎はそんなことを考えながら、銅鑼という通称をとった彼の
菊花石
(
あばた
)
を眺めていた。
醤油仏
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
菊花石
(
あばた
)
くずれの鬼みたいな顔である。花夜叉という芸名は、それを愛嬌に売り物としている所から来たものだろう。
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と言って、銅鑼屋の亀さんはさも得意気に、顔の
菊花石
(
あばた
)
が一粒一粒笑うようにニヤニヤとした。
醤油仏
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
菊花石
(
あばた
)
の顔を少し
険
(
けわ
)
しくして、
電光
(
いなびかり
)
のように、しきりと右の眼を
顰
(
しか
)
めている様子。
醤油仏
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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白っぽいうす
菊花石
(
あばた
)
が、ひと粒ひと粒笑っていた。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“菊花石”の解説
菊花石(きっかせき、chrysanthemum stone)は鑑賞石の一種で、中にキクの模様がある石である。その美しさから、鑑賞石の最高峰とも言われている。菊化石と間違えて表記される事がある。
(出典:Wikipedia)
菊
常用漢字
中学
部首:⾋
11画
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
“菊花”で始まる語句
菊花
菊花壇