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菁々
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せいせい
ふりがな文庫
“
菁々
(
せいせい
)” の例文
ここかしこ日は照ってはいましょう。緑色に生々と、が、なかには
菁々
(
せいせい
)
たる雑草が、乱雑に生えています。
虚構の春
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
折から野原は一時に青草で満たされ、そうしてその間に緑葉
菁々
(
せいせい
)
と生い茂るのであるから、人の心も何となく
長閑
(
のどか
)
になって野外の散歩を試みずには居られない。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
戸外
(
そと
)
の春も、一日ごとに、
菁々
(
せいせい
)
と大地から
萌
(
も
)
えていたが、この吉水の禅房も、若草のようだった。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
近いうちに家が建つことになっているその原には、
桐
(
きり
)
の木やアカシヤなどが、昼でも涼しい蔭を作っていた。夏草が
菁々
(
せいせい
)
と
生繁
(
おいしげ
)
って、崖のうえには新しい家が
立駢
(
たちなら
)
んでいた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
菁
漢検1級
部首:⾋
11画
々
3画
“菁々”で始まる語句
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