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莟
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ツボミ
ふりがな文庫
“
莟
(
ツボミ
)” の例文
磨
(
ミガ
)
かれぬ
智慧
(
チヱ
)
を抱いたまゝ、何も知らず思はずに、過ぎて行つた幾百年、幾万の貴い
女性
(
ニヨシヤウ
)
の間に、
蓮
(
ハチス
)
の花がぽつちりと、
莟
(
ツボミ
)
を
擡
(
モタ
)
げたやうに、物を考へることを知り
初
(
ソ
)
めた郎女であつた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
蓮は、池のも、田居のも、極度に
長
(
タ
)
けて、
莟
(
ツボミ
)
の大きくふくらんだのも、見え出した。
婢女
(
メヤツコ
)
は、今が刈りしほだ、と教へたので、若人たちは、皆手も足も泥にして、又田に立ち暮す日が続いた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“莟(
蕾
)”の解説
蕾(つぼみ、莟)とは、まだ開いていない状態の花のことである。転じて、前途有望な若者をいうこともある。
(出典:Wikipedia)
莟
漢検1級
部首:⾋
10画