“荒布橋”の読み方と例文
読み方割合
あらめばし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから私は「荒布橋あらめばし」の冒頭に出てくるつばめの飛ぶ様子や、「夷講えびすこう」の酒宴の有様を叙するくだりに出会った時、大変驚ろいたのです。
木下杢太郎『唐草表紙』序 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
捕手は、三組に分れ、荒布橋あらめばし方面や、安針町あんじんちょう、小田原町の方へも、狩立てに散って行った。そして剣助は、残る七、八名をひきつれて
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「なるほど、荒布橋あらめばしから中ノ橋へかけて、小舟町だ。そこに市兵衛というのがありゃ、今からすぐでも踏込んで縛って来る」