“あらめばし”の漢字の書き方と例文
語句割合
荒布橋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鎧橋下の上流、思案橋親父橋下を過ぎて堀留に至る一支、荒布橋あらめばし中橋下を経て同じく堀留に至る。一支に入らずして本流を追ひて上れば、江戸橋下に至り
水の東京 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
その日は、捨吉は芳町よしちょうから荒布橋あらめばしへと取って、お母さんに別れて来た時のことを胸に浮べながら歩いて行った。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
私はかゝる風景のうち日本橋を背にして江戸橋の上より菱形をなした広い水の片側かたかはには荒布橋あらめばしつゞいて思案橋しあんばし、片側には鎧橋よろひばしを見る眺望をば、其の沿岸の商家倉庫及び街上橋頭けうとうの繁華雑沓と合せて
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)