茶代ぶだい)” の例文
茶代ぶだいをつけてとあたしが云うと、笑って頭を振った。親切な女がいて、あそばないでお茶だけならそれでいいと教えてくれたって……。そしてその女の名刺を持っていた。知ってる女だった。
溺るるもの (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)