茨木童子いばらぎどうじ)” の例文
一寸法師いっすんぼうしの話に出てくる鬼も一身の危険を顧みず、物詣ものもうでの姫君に見とれていたらしい。なるほど大江山おおえやま酒顛童子しゅてんどうじ羅生門らしょうもん茨木童子いばらぎどうじ稀代きだいの悪人のように思われている。
桃太郎 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「うん、おれは愛宕山あたごやま茨木童子いばらぎどうじだ。毎晩まいばんここへ出て人をとるのだ。」
羅生門 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)