茅萱ちかや)” の例文
寂しいひとり旅の日数も積もって、茅萱ちかやの繁った武蔵の里をゆき尽くして、利根の河原にたどり着いたときに、彼は陸奥から帰る金売りの商人あきうどに遇って那須野の怪しい物語を聞かされたのであった。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
茅萱ちかやの露に眉ぬれて
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)