花蓙はなむしろ)” の例文
いう内に女房が出て来て上がり鼻へ花蓙はなむしろを敷いた、兼公はおれに許り其蓙へ腰をかけさせ、自分は一段低い縁に腰をかけた、兼公は職人だけれど感心に人に無作法なことはしなかった。
姪子 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)