色鳴シコメ)” の例文
新撰姓氏録を見ると、反正天皇のみあれに与つた丹比宿禰の伝へを記してあるが、其によると、瑞歯別の誕生の時、丹比部の祖先色鳴シコメ宿禰が天神寿詞アマツカミノヨゴトを奏したとある。
貴種誕生と産湯の信仰と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此天つ祝詞にさうした産湯の事が含まれて居たらしい事は、反正天皇の産湯の旧事に、丹比タヂヒ色鳴シコメ宿禰が天神寿詞を奏したと伝へてゐる。貴種の出現は、出産も、登極も一つであつた。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
この天つ祝詞にそうした産湯のことが含まれていたらしいことは、反正天皇の産湯の旧事に、丹比タヂヒ色鳴シコメ宿禰が天神寿詞を奏したと伝えている。貴種の出現は、出産も、登極とうきょくも一つであった。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)