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腰高障子
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こしだか
ふりがな文庫
“
腰高障子
(
こしだか
)” の例文
チョビ安は寝ぼけまなこをこすりながら、裏手の井戸端へ顔を洗いに、ガタピシ
腰高障子
(
こしだか
)
をあけて出ていった。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
と
懐手
(
ふところで
)
、のっそりと台所に来てみると、水口の
腰高障子
(
こしだか
)
から二つの顔がのぞいている。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
狂女の妄念というのほかはないものの、それにしてもこうしつこく立たれては仏の顔も三度まで、第一客足にも障ろうというもの——海老床の
腰高障子
(
こしだか
)
へ隠居が蝦の跳ねている図を絵いてから
釘抜藤吉捕物覚書:05 お茶漬音頭
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
そこも磯屋の庭つづきではあったが、すぐ勝手や
風呂場
(
ふろば
)
に近くて、
婢
(
おんな
)
や下男が多勢立ち働いているのが、あけ放した水口の
腰高障子
(
こしだか
)
のなかに見えていた。
薪
(
たきぎ
)
を割る音や
茶碗
(
ちゃわん
)
を洗う音もしていた。
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
腰
常用漢字
中学
部首:⾁
13画
高
常用漢字
小2
部首:⾼
10画
障
常用漢字
小6
部首:⾩
14画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“腰高”で始まる語句
腰高
腰高盃
腰高塀
腰高窓