胸噪むなさわ)” の例文
「もしや……かの綽空なら」心蓮は、急に、自分もじっとしていられない気持になり、そして胸噪むなさわぎに駆らるるまま、どこというあてもなく、叡福寺えいふくじの人々と共に探し歩いた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)