たた)” の例文
定めし居たたまらぬ想いをしたに違いない、いま物音をさせたのも余りの事に聞きかねて気絶しかけ、身の中心を失って蹌踉よろめいた為ではあるまいか、何うも其の様な音であった。
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)