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耐忍
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がまん
ふりがな文庫
“
耐忍
(
がまん
)” の例文
堪
(
こら
)
えかねてこちらから手紙を出して見たが、それに対する返辞もない。とうとう
耐忍
(
がまん
)
しきれなくって、その次の次の日に清月まで出かけて行った。
うつり香
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
吉里は小万に酌をさせて、一息に呑むことは飲んだが、酒が口一杯になッたのを、
耐忍
(
がまん
)
してやッと飲み込んだ。
今戸心中
(新字新仮名)
/
広津柳浪
(著)
これだけの拔き書きの中からすらも、女性を無知のものとして眼をつぶらせて、何事も
耐忍
(
がまん
)
せよといふのでなく、よく生きよと教へられてゐるのがたふとい。
尼たちへの消息:――よく生きよとの――
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
と隣室での身じろぎに、折角全治に近い
主人
(
あるじ
)
に、風邪でもひかしては大變だと思つて、返事もせず、寢たふりをして、凝と
耐忍
(
がまん
)
をしてゐると、もう潮時だつたと見えて、好いあんばいに落付いて來た。
煎薬
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
“耐忍”の意味
《名詞》
耐え忍ぶこと。
(出典:Wiktionary)
耐
常用漢字
中学
部首:⽽
9画
忍
常用漢字
中学
部首:⼼
7画
“耐”で始まる語句
耐
耐震的
耐兼
耐力
耐難
耐震的考慮
耐久力
耐圧管
耐幽夢
耐酸性