老衲ろうのう)” の例文
じゃによって一つは三宝の霊験れいげんを示さんため、一つはその方の魔縁にかれて、無間地獄むげんじごくに堕ちようず衆生しゅじょうを救うてとらさんため、老衲ろうのう自らその方と法験ほうげんを較べにまかいでた。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
老衲ろうのう火燵こたつり立春の禽獣きんじゅう裏山に
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)